当院で行う「点滴療法」について
当院では、歯科医院としてお口の健康を守るだけでなく、全身の健康へアプローチすることにより歯科治療の効果を促進し、更には体質改善まで視野に入れた点滴療法を行っています。
点滴療法には抗生剤のような副作用も少なく、また、ビタミンCなどを一般的なサプリメントに比べ数倍の濃度で取り入れることが可能なため、大きな効果が発揮されます。
特に、ビタミンCには臨床的に抗酸化作用が認められており、口腔内の環境改善から骨質の悪化防止など幅広い効果が期待でき、当院が目指す「お口全身の健康へ、全身からお口への健康作りサイクル」にも欠かせないものになると考えております。
高濃度ビタミンC点滴
はじめに、高濃度ビタミンC点滴は、ノーベル賞を2度も受賞したライナス・ポーリング博士が「副作用が少なく、ガン治療に有効である」と発表したことで知られるようになり、その後、濃度によって、健康増進、疲労回復などの効果があることも知られるようになりました。
高濃度ビタミンC点滴は、最大でレモン5,000個分程のビタミンCを静脈から点滴します。
ビタミンCは、食物やサプリメントから摂っても吸収が悪く、尿や汗と一緒に排出されることが多いため、点滴により直接取り込むことが有効です。
ビタミンCの効果
- ● 歯周病予防、歯肉粘膜組織の強化
- ● 歯肉やお口周りの抗酸化、コラーゲン生成
- ● インプラントなどの外科治療後の治癒を促進
ビタミンCの効能
抗酸化作用 | 「体のサビを防ぐこと=抗酸化」は、いつまでも若々しく健康でいるために欠かせない大切な要素です。 体の酸化を防ぐため、細胞を攻撃する活性酸素から体を守ります。 |
疲労回復効果 | 点滴により血中濃度を効率よく高めることで、疲労感・倦怠感の回復に即効性の効果があります。 また、日々のストレスによる活性酸素の発生を抑え、健康的なホルモンの働きを応援し、ストレスに対応できる体作りをサポートします。 |
免疫力の向上 | 「白血球の機能を強化=免疫力をアップ」することにより、体内のウイルスや病原菌を排除します。 |
マイヤーズカクテル点滴
マイヤーズカクテル点滴は、ビタミンやミネラルといった栄養素だけの点滴療法で、アメリカの自然療法医の定番ともなっています。
もともと体内に存在し、人間に必要な栄養素であるビタミンやミネラルを点滴投与するため、副作用もほとんどない、安全な治療方法です。
マイヤーズカクテルの内容
ビタミンB1、B2、B3、B5、B6、B12、ビタミンC、カルシウム、マグネシウムなどの点滴製剤を使います。
マイヤーズカクテルの効果
- ● 全身倦怠・疲労、慢性疲労症候群
- ● 歯周病予防
- ● インプラントなどの外科治療後の治癒促進と体力回復
- ● インプラント維持のための骨質悪化防止
- ● 難治性口内炎の治癒促進
- ● 抹消神経障害(神経麻痺・神経痛など)の治癒促進 など
マイヤーズカクテルの効能
マイヤーズカクテルは、非常にたくさんの病気に対する効果が期待されており、主に以下のような病気が適応となります。
- 気管支喘息、偏頭痛発作
- 全身倦怠・疲労、慢性疲労症候群
- 線維筋痛症、こむら返り
- 急性上気道炎、慢性副鼻腔炎、アレルギー性鼻炎
- 慢性蕁麻疹、甲状腺機能亢進症
- 心不全、狭心症、生理不順 など
グルタチオン点滴療法
グルタチオンは、もともと体内にあるグルタミン酸、システイン、グリシンの3つのアミノ酸が結合した化合物で、体内の中のほとんどの細胞に存在しており、生命を維持するために欠かせない成分です。
しかし、グルタチオンは加齢とともに減少していき、また、胃腸ではほとんど体内に吸収されないため点滴により投与するのが一般的で、マイヤーズカクテルと併用することで、より効果が高まります。
グルタチオン点滴療法の効果
- ● 放射線による口腔粘膜の炎症
- ● 重金属デトックス
- ● 歯ぎしり
- ● 睡眠時無呼吸症候群
グルタチオン点滴療法の効能
- ● 抗酸化作用
- ● 解毒作用
- ● 酵素の補酵素
- ● 生体の恒常性維持
血液オゾン療法
血液オゾン療法という言葉を初めて目にする方も多いかと思いますが、血液オゾン療法は、きれいな血液を体内に循環させることで健康増進や老化防止を図ることを目的として行われる治療法で、ヨーロッパでは、古くから行われてきた治療法です。
実際には、オゾンと血液とが反応して出来た生成物と活性酸素が、全身のあらゆる細胞を刺激し、細胞が活発に機能することが目的の療法で、身体が本来持っている、ヒトの自然治癒力を高めていきます。
血液オゾン療法の効果
- ● 歯周病や口内炎の治癒促進(幹細胞の稼働化)
- ● 血液をサラサラにする(血液流動性の改善)
- ● 全身の血行改善(抹消血管の拡張による循環改善)
- ● 全身の細胞の活性化
- ● 抗酸化力の向上(活性酸素の消失)
- ● 免疫力の向上(インターフェロンの放出)
- ● ダイエット効果(エネルギー産生の増加)