主に虫歯や歯周病の治療を行います。痛みのない、なるべく歯を抜くことのない治療に努めております。出来たばかりの虫歯(初期虫歯)は削らなくても治すことができます。最近の歯科治療では、技術の進歩により、大きく穴のあいた虫歯でも、痛いだけの治療はなくなってきています。"歯医者さんは痛いから嫌だ"と歯科医院を敬遠されていらっしゃる方も多いと思います。
当院では、治療後に"痛くなかった" "来て良かった"と思って頂けるよう、患者様への負担の軽い歯科治療を目指しています。詰めたり、被せたりする材料もご希望により選択可能ですので、お気軽にご相談下さい。
虫歯治療について
「甘いものばかりを食べていると虫歯になりやすい」と言うのは何となく解っていても、どうしてそれが虫歯の原因になるのかをはっきり知っている方は、案外少ないのではないでしょうか。確かに砂糖は虫歯をつくる原因となりますが、実はそれだけでは虫歯はできません。
歯・虫歯菌・砂糖の3つの条件が揃うと、砂糖を餌とした虫歯菌が酸を作り出し、歯の表面の硬いエナメル質を溶かし始めます。これが虫歯の始まりです。
虫歯で歯に穴があいてしまった場合、自然治癒は期待できません。原則として、虫歯になった部分を削って補修しなければなりません。当院では、虫歯等の削る範囲を最小限に抑え、歯根の治療もきちんと行い、できるだけ歯を抜かずに残す方針にて歯科治療を行っております。
歯周病治療について
歯の健康を守るためには、まず歯を支える骨や歯肉をしっかり健康にしてからでないと、せっかくの歯の治療も台無しになってしまうことがあります。
歯周病の主な原因は歯垢(プラーク)です。プラークは約70%が細菌から出来ています。当院では、歯磨きの練習はもちろん、歯石除去やPMTCという歯や歯肉のクリーニングを徹底的に行っておりますので。
歯周病の原因と進行について
歯周病の主な原因は、歯磨きが適切に行われなかったことにより、食べかす 等の汚れが歯面に付着し、細菌が繁殖することです。また、この細菌が菌体外多糖という物を作って堆積し、バイオフィルムという細菌の塊を形成します。
バイオフィルムはとても厄介で、通常のブラッシングでは除去し難く、歯周ポケットに入り込んだ場合歯ブラシやフロスだけでの除去はまず不可能です。 このバイオフィルムが歯周組織や歯槽骨、歯根膜をも浸食し溶かしてしまうと最終的には歯が抜け落ちてしまうという結果になります。
また、歯周病は糖尿病を悪化させる原因にもなっていると言われており、深い相互関係があることが分かってきています。
病気が悪化して自覚症状が出てから治療を始めるのではなく、生活習慣の改善に早くから取り組むことでその進行をくい止めるためにも、その関係性についてはぜひ知っておいて頂きたいと思います。
軽度の歯周病
歯周病の主な原因は、歯磨きが適切に行われなかったことにより、食べかす 等の汚れが歯面に付着し、細菌が繁殖することです。また、この細菌が菌体外多糖という物を作って堆積し、バイオフィルムという細菌の塊を形成します。
バイオフィルムはとても厄介で、通常のブラッシングでは除去し難く、歯周ポケットに入り込んだ場合歯ブラシやフロスだけでの除去はまず不可能です。
このバイオフィルムが歯周組織や歯槽骨、歯根膜をも浸食し溶かしてしまうと最終的には歯が抜け落ちてしまうという結果になります。
中程度の歯周病
ポケット(歯と歯肉の境の溝)が7mm以上になった状態です。
免疫細胞や抗体は細菌を攻撃し続けますが、バイオフィルムのバリアー効果により、細菌はダメージを受けません。
それどころか バイオフィルムは どんどんと巨大化して行きます。
その結果、炎症は深部へと進行し、歯周ポケットはさらに深くなり、最終的には骨の吸収(溶ける)が始まります。
こうなると歯を支える骨がなくなってきて、ついに歯がグラグラしてきます。最終的に歯が抜け落ちてしまいます。
重度の歯周病
ポケット(歯と歯肉の境の溝)が7mm以上になった状態です。
免疫細胞や抗体は細菌を攻撃し続けますが、バイオフィルムのバリアー効果により、細菌はダメージを受けません。
それどころか バイオフィルムは どんどんと巨大化して行きます。
その結果、炎症は深部へと進行し、歯周ポケットはさらに深くなり、最終的には骨の吸収(溶ける)が始まります。
こうなると歯を支える骨がなくなってきて、ついに歯がグラグラしてきます。
最終的に歯が抜け落ちてしまいます。
健康で美しい歯や歯肉を保つには予防が大切です
虫歯や歯周病は治して終わりではなく、ブラッシングやフロスによる正しいデンタルケアの指導(TBI)に加えて、再度虫歯や歯周病にならないようにメンテナンス(PMTC)をしていくことが歯科医院の本来の仕事であると考えております。
デンタルケアの指導(TBI)
ブラッシングを欠かさずに行っていても、自己流のブラッシングでは、正しく磨けていない場合があり、虫歯や歯周病になってしまうことがあります。効率よく予防するには、正しいブラッシング法を身に付けてプラークをできるだけ少ない状態を保つことが大切です。
当院では歯科衛生士が歯1本1本の生え方や噛み合わせ、年齢などを考慮し、患者様一人ひとりに合ったブラッシング指導を行います。
PMTC(メンテナンス)
PMTCとは、Professional Mechanical Tooth Cleaningの略で、ドクターや歯科衛生士による専用器具を用いた歯のクリーニングのこと。どんなに丁寧にブラッシングをしていても、磨き残しは生じるものです。
MTCでプラークの徹底除去を行い、低下しかけた口腔内の衛生状態を回復させ、よいコンディションを保ちます。